はじめに
地域のための銀行としての「責務を全うする」
そう思って読むと、『鬼滅の刃』は、地域の核となるべき地銀に向けた「檄文」にあふれています。
「頑張れ!! 人は心が原動力だから。心はどこまでも強くなれる」
「弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です」
「どのような時でも誇り高く生きてくださいませ」
「俺は俺の責務を全うする」
これらは全て、物語の序盤の言葉ですが、こうした言葉の一つ一つが、地銀の進むべき道、地方銀行員としてのあり方を示しているように思えてきます。
さらに、アニメの主題歌であるLiSAさんの「紅蓮華」にはこういう歌詞があります。
「どうしたって! 消せない夢も 止まれない今も 誰かのために強くなれるなら ありがとう 悲しみよ」
地方銀行員の皆さん、「鬼滅の刃」からこうした言葉を探してみてはどうでしょう。そうしてみつけた言葉を、地域の「柱」である地銀に就職した日に胸に誓った自分自身の言葉に重ねてみれば、目の前の不安や悩みは吹き飛び、地銀の「責務」を全うするために勇気を持って歩き出せるのではないでしょうか。
「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」
そして、「心を燃やせ!!」