はじめに
まだ知らないお客さんと出会うための戦略
これまで、抹茶で有名な祇園辻利やパティシエの鎧塚俊彦氏など、様々な有名店とコラボする企画を行ってきました。顧客からは、「東京でしか食べられないものを近所のミスタードーナツで食べられるのは嬉しい」という声がたくさん寄せられたと言います。
「ミスタードーナツによく行くお客様と、鎧塚さんのお店によく行くお客様は客層が異なります。そのお客様がミスタードーナツで出会う。全国に店舗を展開するミスタードーナツならではの強みを活かし、小さな有名店の味を美味しく食べてもらう。その喜びを目指して今後もさまざまな企画ができればと思っています」(角田さん)。
今回の「ミスドでラッキークリスマスチュウコレクション」も、とりわけ子ども向けの企画というわけではないそうです。角野さんは「幅広い世代に愛されるポケモンなので、幅広い年齢の方がターゲット層です。特にミスタードーナツのお客様に多い子育て層の方々には、親子で楽しんでいただきたいですね」と期待を込めます。
大小問わず、飲食業界全体が生き残りをかけて苦境に立たされている今年に50周年の節目を迎えたミスタードーナツ。新しい出会いを創出しつつ、すべての世代を取り込む施策を続けています。暗いニュースに落ち込んだ2020年のクリスマスに向け、ミスタードーナツが「ミスド ポケモン ドーナツ」で世の中を明るくしてくれるかもしれません。