はじめに

そしてシフトのフィーリングも心地よく、シフトアップのシフトダウンもピタピタっと決まるのです。わずか1.2L、60馬力のエンジンですが、しっかりと回転が上昇するので、物足りなさもありません。それに大柄のボディを時速145キロまで引っ張ります。

か細いウインカー&ホーンスイッチ、ワイパーの作動レバーですが、操作性は悪くありません

フランス車というのは本来、小さなエンジンをガンガン回しながら大きなボディを走らせるという伝統のようなものがあるのですが、そんな使い方に対してもGSはレスポンスよく応えてくれます。そのお陰もあるのでしょうか、ハイオク仕様で市街地では10.0km/Lぐらいの燃費だそうです。もう一点、ブレーキもちょっぴり癖があります。ブレーキペダルは踏み込むと、途中で板があるかのように、ガツンと踏み込めなくなる感じです。ちょっと独特のフィーリングなのですが、そこからの力加減でしっかりと微調整も出来ますし、制動も可能ですし、慣れてくるとまったく気になりません。


こうして、昔好きだった女の子と久し振りの逢瀬を楽しむような試乗は無事に終わりました。旧いクルマに乗る時は意外とストレスを感じるものですが、今回はほとんど疲労感がありません。いえ、あまりの快適な乗り心地とヒラリヒラリといった感じのドライブフィールに、改めて感動している自分を見つけました。ACC(アダプティブクルーズコントロール)やぶつからないブレーキといった安全装置なんかとは無縁ですが、一方で現在のクルマが忘れた“雰囲気”をたっぷりと持っていることも再確認できました。

このクルマを実際に販売する場合は、ごくごく普通に走れるようするため整備をしたり、エアコンを装備したりと実用性や快適性を向上させるそうです。結果として250万円ほどになるそうです。最近の国産コンパクト並みです。どうしましょう、多少苦労することを覚悟の上で本当に欲しくなってきました。とっても危険な状況です。

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