はじめに

スキンケアアイテムは「寒暖差着目型」「低刺激」「肌荒れケア」などを

では上記の「寒暖差肌荒れ指数」のリスクレベルが高い場合、あるいは「最近肌荒れが激しい」といった場合、どういった対策をとるのが得策でしょうか。

普段以上のスキンケアが大切で、「寒暖差に着目したアイテムを使用する」「低刺激のスキンケアアイテムを使用する」「洗顔料を保湿ケアができるものに変更する」など、冬場、特に効果が出そうなスキンケアアイテムを使用すると良さそうです。

マスクの中も季節ごとに湿度変化を繰り返している!

最後に、日本気象協会・気象予報士の安齊理沙さんと、資生堂ジャパン・小池絹江さんに話を聞きました。

―「寒暖差肌荒れ指数」発表の経緯と、注意すべき点を教えてください。

安齊:資生堂の研究知見を活用し、資生堂ジャパンと日本気象協会が共同で「寒暖差肌荒れ指数」を開発・発表することにしました。一定期間の気温差や湿度のデータと、資生堂の持つ肌や美容に関する研究結果などの知見を加味して、指数を算出しています。

注意すべき点は、一週間ごとの「前日差」など、相対的に急激な気温低下、低湿度となる場合です。こういうタイミングで肌荒れリスクが高まるので、日々のスキンケアの必要度の目安としてご活用いただければと思います。

―「寒暖差による肌荒れ」で、特に多いトラブル例はどんなものですか?

小池:多くなるのは「乾燥肌」「痒み」「ゴワゴワ、ザラザラといったお肌の手触りの悪さ」「化粧乗りの悪さ」などです。また、必須となっているマスクの中も季節ごとに湿度変化を繰り返しており、特に外気の温湿度が低い秋から冬にかけては、肌にとって過酷な環境となり、肌荒れに繋がりやすいです。

ぜひ「寒暖差肌荒れ指数」を参考にしていただきながら、できる限り肌荒れを起こさないよう対策をしていただきたいと考えています。

tenki.jp「寒暖差肌荒れ指数」

※上記指数は広く一般の生活者向けの情報であり、皮膚疾患等を予防する医療情報ではありません。実際の肌の状態は非常に個人差が大きく、低リスクは肌のトラブルが起きないことを保証するものではありません。

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