はじめに

収入は半分になっても支出は半分にならない

今までは100万円近い収入があり、その中で自由にお金を使う暮らし方だったように見受けますが、それはご夫婦で暮らしていたからこそできたこと。今までは収入の中でやってこられたからと単純に支出を2等分した金額で暮らせるとは考えないでください。

今は50万円ほどの収入があっても10万円は養育費となりますから、残る40万円以内で暮らさなくてはいけないと思わなくてはいけません。家賃、食費などは個別にかかるので、今までの一家族分までとはいかなくても、その3分の2〜4分の3ほどの支出にはなってしまうのではないでしょうか。一人暮らしでは、支出の効率が悪くなってしまいがちなのです。

そういうことを踏まえて考えると、相談者さんの支出は「以前同様」が多すぎるのか、かなりメタボ支出になっていると言えます。ひとり暮らしで気を紛らわせる為の支出も多いのかもしれませんが、今一度冷静に支出状況を把握し、過剰になっている部分をカットしていきましょう。それだけでずいぶんと支出を抑えられるのではないかと思います。

将来準備する老後資金の計算方法

支出の見直しをし、削減したとしても、減ってしまった貯金が戻ることはありません。あと5年のうちに、減った分を上回る貯金ができると良いのですが、養育費や学費を負担している状況では難しいのではないかと思えます。

老後資金に不安があるのなら、今の支出額と、将来受け取れる年金額との差額を出してみて、80歳、90歳までにいくらの老後資金が必要なのかを計算してみましょう。生活費だけではなく、臨時支出も必要になる時がありますから、できれば生活費に500〜1,000万円ほど上乗せした金額を準備することを目標にします。

それが退職金と、いま手元にあるお金で足りるのなら問題ありませんが、現状の暮らしぶりからすると、かなり資金不足である結果になるだろうと思えます。ですから、生活費の圧縮を進めるとともに、定年後も再雇用などで働くことを継続できれば、資金不足に対応できる可能性が高くなります。

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