はじめに

常に最新の仕様にアップデートするという考え

過去にも「どうしてこれだけの内容をアップデート出来たのか?」といった趣旨の質問をマツダ車の開発責任者にしたことがあります。

その際の答えの多くが「前回は出来なかったけど、その時に最新の技術を搭載することを常に考えているから」というものでした。

実際、マツダ車の過去を振り返ると技術的な部分での「年次改良」は数多く行われています。

一例ですが、筆者的に強く記憶に残っているのはコンパクトクロスオーバーSUVである「CX-3」です。2015年2月に発売を開始したCX-3ですが、2016年10月にはハンドリング性能を高める「Gベクタリングコントロール」の採用やADAS(先進運転支援システム)のレベルアップなどを行いました。

2018年5月に行われたCX-3は「大幅改良」の名にふさわしいほどの進化でした

そして2017年6月にはガソリンエンジン搭載車の追加。そして2018年5月には既存のクリーンディーゼル車を従来の1.5Lから1.8Lへの大変更。さらに待望のEPB(電動パーキングブレーキ)も採用されるなど、ここには書き切れないほど、言い換えれば「フルモデルチェンジ並み」の変更を行っています。

それでいて車両価格の上昇は極力抑える。実の所、これが消費者に取っては一番重要なポイントなのですが、結果としてそれまでの所有ユーザーが「悔しがる」ほどの魅力ある商品に進化しています。

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