はじめに

活躍を阻む“壁”とは?

とはいえ、新しい環境ですぐに活躍することは至難の業です。転職後は業務内容はもちろんのこと、様々な勝手の違いに戸惑うことが多いでしょう。では、どのように取り組めば、自ら活躍を引き寄せることができるのでしょうか。

まず、活躍に至るまでのプロセスを確認し、その中で発生する「壁」について認識しておきましょう。未来に何が起こるのかを予め知っておくことで、自らに起こった「壁」を客観的に捉えることができ、能動的に超えることができます。

まず、新しい環境で活躍するまでのプロセスを確認しましょう。

段階1:仕事・人・協働の仕方・風土文化などが複合した、新しい環境や状況に入る。
段階2:自分の持っているものが簡単に生かせない状況に陥る。
段階3:対処が必要な様々なこと=「壁」を認識する。
段階4:「壁」を乗越え、自身のエネルギーを自分自身で高めていく。

段階3でぶつかる「壁」には人によって様々な種類があります。しかし、転職経験者に話を聞くと、ある程度の共通点があることがわかりました。それをまとめたものが、以下【組織・環境】【仕事内容】【自分】の3種類です。

【組織・環境】 互いを理解し、スムーズに協働する壁

● 職場の風土、コミュニケーションスタイルなどに「なかなか馴染めない」。
● 人によって言うことが違ったり、難しいことを急に要望されたり、周囲に「振り回される」。

【仕事内容】 仕事をこなし、成果をあげ、レベルアップする壁

● やることや覚えることが多く、何をどの順で学び、「どれから取り組めばよいか分からない」。
● 何故そうするのか、何のためにそうするのか、「背景や根拠が分からず」意思が込めにくい。

【自分】 自分のエネルギーを維持向上する壁

● 一歩の前進や小さな成果ではその程度と思ってしまい、「成長が実感できない」。
● 今やっていることが何につながっているのか、その「意味・価値を感じられない」。

皆さんも、程度の差はあれ、過去に経験したものがあるのではないでしょうか。

このような「壁」は、答えがあって一気に解決することは少なく、向き合い対処し続けることが必要になります。そのため、自分に何が起きているのかを客観的かつ明確に捉え、自分の勝ち(乗り越え)パターンを見つけることが有効です。

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