はじめに

「キャッシュレスでお年玉」をあげる理由とは

「キャッシュレスでお年玉をあげる理由」の1~2位はやはり新型コロナウイルス感染拡大の影響によるもの。やむを得ずにキャッシュレスお年玉を実施する人が多いことがわかります。

その手段については、スマートフォンでのPayPay、LINE Payなどを用いたQR決済が1位で、2位以下は様々な業態が展開する電子マネーが並びます。キャッシュレスお年玉をあげようと考える人は、もらう子どもがどんなキャッシュレス決済を使っているかを、事前に把握するとより良いように思いました。

一方で、「2021年はお年玉をどのようにあげますか」という問いには、「現金であげる」と答えた人が7割を超えました。「キャッシュレスお年玉」には賛成しつつも、実際のお年玉となると躊躇する人が多いようです。

キャッシュレス社会での金融経済教育のあり方は?

お年玉は子どもにとって嬉しいものでありながらも、お金をもらうことで自然とお金の大切さや使い道を学ぶことはもちろん、「もらったものに感謝する」「きちんとお礼をする」などの礼儀も勉強できる行事でもあります。

キャッシュレスお年玉に反対する理由で、もっとも多かった回答が、「お金のありがたみ、価値がわからない」でした。そこで調査では、今後拡大するキャッシュレス社会において、「金融経済教育のあり方は変わる(さらに重要になる)と思いますか?」とも聞いています。

その結果、「とてもそう思う(25%)」「まあそう思う(54%)」と、8割弱の人が金融経済教育の変化と重要性を感じていることが分かります。あらゆる場面でキャッシュレス化が進化し、サービスも入り組んでいる今だからこそ、お金の大切さ、お金の機能、お金の使い方を改めて子どもたちに教えることは、喫緊の課題と言っても良いかもしれません。

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