はじめに

選びやすく、何よりも価格が安い!

旧型ミライは2014年12月発売以降、2018年10月に安全装備の拡充、と2019年10月には消費増税による車両価格が変更になりましたが、基本は「ベースグレード」と呼ばれるシンプルな構成、ボディカラーは全6色、インテリアカラーは全3色設定されています。

14シートの表皮などの質感も高いのが特徴。インパネに合わせ3色設定されています

グレードごとによる装備差がありませんので選びやすいのがまず第1の特徴、後は走行距離と価格とのバランスになります。

実際物件を調べてみると最も安い物件で車両本体価格が150万円台というのもあります。ただ中古車を購入する場合は諸経費なども含めた「支払総額」が重要です。しかしそれでも総額190万円で購入できる車両も存在します。

中古車を購入する場合は保証などをしっかり確認することが重要です。特にミライの場合はある意味“特殊”なクルマですから購入後の整備はディーラーに任せるべきと考えます。その点でもディーラーの認定中古車はさらに狙い目です。

今回調べた結果、車両本体の平均価格は約230万円、平均走行距離も2万km以下という物件が比較的多いのが特徴です。


最後に旧型ミライがオススメ出来る人はどんな人か、を記します。
①自宅、または勤務先等の半径10km以内に水素ステーションがある(充填のために往復で20km燃料を消費します)。
②4人乗りで我慢できる。
③静かなクルマが欲しい。
④たとえ旧型であっても環境に優しいクルマに乗りたい。
⑤BEVのように頻繁に施設に行くのが面倒くさいと思っている人、言い換えれば集合住宅(マンション)住まいなのでそもそも自宅で充電できない人。
⑥デザインであれこれ言われても動じない人。

条件が多く感じるかもしれませんが、インフラも徐々に整備されつつある中、意外とこれらを満たす人は多いと感じています。

18スマホアプリ「Pocket MIRAI」を使えば水素ステーションの場所や航続可能エリアがひと目で確認できます

今後は新型が市場に流通してくれば徐々に中古車の台数は増えていくはずです。しかし、総販売台数が1万台強ですから、やはり欲しいと思った時が狙い目です。さらに昨今のコロナ禍の影響で中古車市場は物件が足りていません。ゆえにどんどんクルマが売れていく現状を考えると、今回この旧型ミライを紹介したのは新春のお買い得モデルとして、相応しいと感じたからです。まさに「機を見るに敏」、ぜひ中古車サイトなどで確認してみてください。

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