はじめに

盗難されたスマホをフリマサイトで発見

海外で暮らしていると、日本に住んでいた頃よりは、盗難に対する心の耐性は付いていますが、それでもやはり盗難に会うとショックです。動揺していた筆者を思いやって、被害届を受理した警察官も丁寧にアドバイスをくれました。

その警察官が言うには、盗難品はフリマサイトに出品されるそうです。「フリマサイトに自分のスマホを見つけても、それを自分で受け取りに行ってはいけない。必ず警察に連絡すること」とのこと。翌朝、フリマサイトを見たところ、その警察官のアドバイス通り、筆者のものと思われるiPhoneが出品されていました。iPhoneの表面に付いた傷の特徴も同じですので、ほぼ間違いないと思われます。

早速、自宅の住所を管轄する警察署へ行き、このことを報告しましたが、ただでさえ仕事の多いパリの状況に加えてコロナ禍での仕事もあります。話は聞いてくれましたが、日々の膨大な仕事量の中、警察はすべての細かな事件に対して迅速に動けるわけではないような雰囲気でした。

フランスのアップル社のサポートチームにも確認してみました。同社によると「紛失の登録をしたiPhoneは、アップルがブロックするので使えなくなっている。結局フリマサイトで購入した人が騙されることになる」との回答でした。メーカー側でも盗難への対策はあるようです。

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