はじめに

新型コロナウイルスの感染拡大によって、観光業界やホテル業界は大きな変革を強いられています。GOTOトラベルキャンペーンは2月7日までの一時停止が発表されたものの、そもそもキャンペーンが終了してからのその先を見据えなければ生き残ることは難しいでしょう。

そんな中、メトロエンジン株式会社とBEENOS株式会社は共同でホテルや旅館などの宿泊施設への長期滞在者向け予約サイト「Monthly Hotel(マンスリーホテル)」をリリース。ホテルでの2週間以上の宿泊を安く予約できるシステムで、たとえば「GRIDS 東京 上野駅前 ホテル&ホステル」なら1ヶ月67,500円という価格で滞在ができます。


テレワーク化で可能に

ホテルでの長期滞在というと、ウィークリーマンションのような単身赴任のスタイルを想像してしまいます。しかし実際にマンスリーホテルの利用者の中には、最低限の荷物を持ち歩き、さまざまなホテルを中長期滞在して暮らす“ホテル暮らし”を実践する人も増えてきたそうです。

このホテル暮らしは、コロナの影響で家賃の支払いが難しくなった人や、テレワークの一般化によって自宅以外の快適な仕事場所を探している人に大きなメリットがあるようです。

実際に住んでいた賃貸の家を引き払って、9月から中長期的にホテル暮らしをしている会社員のやよぴさんに詳しいお話を伺いました。

自宅を引き払い、9月からホテル暮らし

――やよぴさんがホテル暮らしを始めた経緯について教えてください。

やよぴ:勤めているIT系企業はコロナ以前からリモート勤務がOKの会社です。それが昨年の5月頃にフルリモートとなり、その頃たまたま家の契約時期も迫っていたタイミングで、知人から「ホテルに住む暮らし方があるらしいよ」と話を聞きました。

6、7月に入っても世の中のリモート推奨や住まいに対する価値観の揺らぎなどから、まずはお試しとして1泊2日のホテルステイを実践してみたんです。当初は1泊5000円~3万円と幅広い宿を転々とし、そこで自分なりに「こういうホテルなら中長期滞在ができる」と感触を掴んだので、9月からは住んでいた家を引き払って完全にホテル暮らしになりました。

――今はどういった観点で滞在するホテルを選んでいますか?

フルリモートワークなので、ラウンジの広さやテラスの有無など、快適な仕事のしやすさは重要です。また休日の場合は友人と会う機会もあるので駅に近いかどうか、温泉やプールなどそのホテルならではの充実した設備が充実は付加価値としてかなり大きいです。