はじめに

あけましておめでとうございます。2020年は新型コロナウイルスによって、これまでの生活様式が一変した1年となりました。年末年始の陽性者数の増加や、年明け以降の政府の動きを見ていると、2021年も当面は新型コロナウイルス問題の収束は望めなそうです。

しかし、一方で株式市場は昨年の春先の急落以降は堅調となっています。そのような環境下、火事場泥棒の暗躍が目立っています。自分の資産を守るためにデータを中心に見ていきましょう。


詐欺が横行しやすい条件が揃う

新型コロナウイルスによって失業者や倒産・休業する企業が増えています。職を失っていなくても、在宅勤務によって残業代が減ったのにサービス残業が増えたり、倒産・休業はしていないものの、自転車操業をしている中小零細企業も多いでしょう。

経済的な不安が高まるなかで、株式市場は高値を更新しています。ビットコインをはじめ仮想通貨は急騰し、国土交通省が発表している不動産価格指数もマンションは右肩上がりとなっています。

このような状況になると、詐欺が横行しやすくなってきます。人々の不安心理につけこむのが詐欺の王道ですが、投資をしていれば儲かったかもしれないと思うようなニュースを耳にする機会が実際に増えているからこそ、騙されてしまう人が増えるのです。

実際に私のtwitterアカウントにも、日本語だけでなく英語や中国語でも投資詐欺のDMが届きます。FXや先物取引で「絶対に儲かる」方法が書いてある電子書籍や情報商材の購入を勧めてきたり、海外の巨大なプロジェクトに参加できる権利を格安の値段で提供できるとうたったりと、様々な種類の詐欺メッセージが来るのです。

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