はじめに
サインは“V”!?
音声で多彩な操作が可能なMBUXは運転時の注意散漫を防ぐ効果もあります。また昨今インフォテインメントシステムの世界では導入が進んでいる「ジェスチャー機能」にも対応しています。
ユニークなのがジェスチャー操作の中で「Vサイン」をかざすとアンビエントライトの設定画面など事前にプリセットしたお気に入りメニューを表示することができます。まさに「サインはV(古い)」ではありませんが、多彩なUI(ユーザーインターフェース)を持つことでユーザーの好みに応じて操作ができる「選択肢の多さ」も魅力と言えるでしょう。
ARナビは一見の価値あり
MBUXには新たにAR(拡張現実)を活用した「ARナビゲーション」が搭載されています。MBUXの画面は12.3インチと大きいのですが、これを活用して、交差点や分岐点(一般道のみ)に差し掛かると車両に搭載されている光学式カメラが捉えた映像をナビ画面に表示、その上にARを使って曲がるべき方向などを表示できるわけです。
日本初となる「AR(拡張現実)ナビゲーション」。現実の風景に進むべき矢印が表示されます
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実際使ってみると特に画面を凝視する必要も無く、スッと視線を動かした先に実際の風景と矢印表示が現れるので直感的に自分の行くべき方向がわかります。もちろん、こういうのはまだ慣れていないという人のためにオフにすることもできますが、今後はこの手の機能は増えていくはず(但し市販ナビの世界では販売されています)。その点でも一気に未来を先取りした感のある今回のMBUXは魅力的であることは間違いありません。