はじめに
ナビを中心にグレードアップ
インテリアに関しては基本的な造形に変更はありません。
ただ、細かくチェックすると左右の空調のレジスター(吹き出し口)の形状が四角から丸形に変更した点、インパネ上部やドアパネルに有彩色を設定するなどマイナーチェンジ前とは異なる仕様となっています。
立体的なバンパー造形やワイドトレッドにより従来以上のスポーティさをアピールします
そして最も大きな変更点はナビを始めとするインフォテインメントシステムの改良です。
レクサスではこれらをマルチメディアシステムと呼びますが、10.3インチのディスプレイは2016年のマイナーチェンジの段階で搭載されています。
しかし、今回、このディスプレイ自体の取り付け位置を室内側に移動させました。細かく言うとディスプレイは従来インパネ少し奥に設置されていたのですが、それを手前かつ斜め上方に移動させることで同じサイズでも視覚的には画面が大きく見えます。さらに画面に手が届く距離に設置されたことで新設定のタッチ操作にも対応しています。この他にもパネル自体の輝度も向上しているようで地図の見やすさはかなりレベルアップしていると言ってよいでしょう。
10.3インチのディスプレイは取り付け位置の変更やタッチ機能に対応、スマホ連携も行えます
またAppleのCarPlayやGoogleのAndroid Auto、さらにSDL(スマートデバイスリンク)という規格や2画面表示にも対応しています。
同時にセンターコンソールに装着されている「タッチパッド」のサイズアップや設置位置もドライバー寄りに変更されました。
つまりUI(ユーザーインターフェース)を考えると、従来までのタッチパッド、音声認識、ステアリングスイッチにプラスしてディスプレイへの直接タッチが可能になったことで操作の選択肢も増え、ユーザビリティ自体も向上していることになります。