昨年、「結婚難民の羅針盤」シリーズで「子どもは2人欲しい」婚活男性が知っておくべき「35歳」の壁という記事を書いたのですが、大変多くの方に読んでいただき、参考になったとの感想をいただきました。
高齢化社会での結婚や出産において、よく目にする「平均出産年齢」と実態(統計的なピーク)年齢にはどうしてもそれなりの差が生じてしまいます。
そしてこの差は、ピーク年齢よりも平均年齢を高くする方に発生します。
どうしてでしょうか?
女性は16歳、男性は18歳から婚姻届が提出できるということからも、実際の結婚や出産のピーク年齢から極端に若いほうで発生しません。その一方で、ピーク年齢よりもはるかに高い年齢での結婚や出産は発生することが可能です。この、平均年齢からかけ離れた高い年齢で起こる、しかし実際は確率の低い出産が、全体の平均値を「高齢側にずらす」傾向となるのです。
そこで、今回は「統計結果が示す結婚や出産のピーク年齢は、高齢化社会においては平均年齢より若い年齢となる」点について、「男性が2番目のお子さんを授かる年齢」を例にとって、詳しく可視化してご紹介してみたいと思います。また、統計的な結果からいえる「結婚相手となる女性への年齢希望の出し方(マナー)」についても最後に触れてみたいと思います。