はじめに
本当に扱いやすいボディサイズ
新型2008のボディサイズは全長4,305×全幅1,770×全高1,550mm、小回り性能を表す最小回転半径は5.4m。これだけ見ると実際の取り回しに関してはイメージしづらいかもしれませんが、都市部を中心にこのサイズは非常に有利に働きます。
全長4305×全幅1770×全高1550mm、立体駐車場への入庫ができる点が大きな魅力です
昨今、人気のSUVを中心に全幅は拡大傾向にあることは情報として多く流れています。クルマの扱いやすさは寸法だけではなく、運転席から見た全方位の視界性能にも左右されますが、5ナンバーを除けばやはりこのサイズは魅力的です。
1550mmの全高は都市部にまだまだ多い立体駐車場への入庫を可能にしますが、マンションなどの立体駐車場の場合、全高だけでなく全幅が1900mmまで対応と書いてあっても実際左右均等に空間を空けて駐車するのは結構大変です。右側のタイヤとホイールを擦らないように入庫しようとしたら左側を「ゴリゴリ」と擦ってしまうのは“マンション駐車場あるある”のひとつです。
識別点の少ないe-2008と2008ですが、e-2008はグリルのデザインとカラーがボディと同色になります
その点でも1770mmで全幅を抑えてあるのはまさに日本の環境にミートするものですし、FF車のみの設定でも205mmも確保された最低地上高のおかげでちょっとした段差でクルマの底をヒットする確率も下がります。
そしてシート位置が絶妙にセットされているのでドアを開けてスッとお尻を落とす感じで乗り降りができる点も大きな魅力と言えるでしょう。
フロントシートはGT Line専用の“ダイナミック”を採用。サポート性がより高い構造です