はじめに
気になるEVの航続距離は
e-2008はガソリンエンジンを搭載する2008に比べて車両重量が330kgも重くなります(GT Line比、パノラミックガラスルーフ装着車の場合)。その理由は車両に搭載されたバッテリーが多くを占めます。
GT Lineのみに設定されるパノラミックガラスルーフは14万円のメーカーオプションです
e-2008の航続距離はJC08モードで385kmとなっていますが、より実際の走行に近いWTLCモードでは331kmとなっています。
これを長いと見るか、短いと見るかはその人のライフスタイルで大きく変わってきます。家の周辺を走る生活の足であれば十分でしょうし、毎週のようにロングドライブに出かける人にとっては物足りないと感じるはずです。
そしてピュアEVの場合は何よりも充電するためのインフラが必要です。
やはり自宅に充電設備があるのが望ましいのですが、昨今は出先における充電インフラも増えて来ました。e-2008の場合、CHAdeMO(チャデモ)という規格に沿った急速充電器を使うと約50分で80%まで充電が可能です。
普通&急速充電口は左側リアフェンダー上部に設置。プラグを差し込みやすい高さにあります
自宅の場合は急速充電器の設置はほぼ不可能なので200Vの普通充電器になりますが、最新のウォールボックスタイプの6kW仕様であれば約9時間で満充電が可能です。またサクッと近所まで出かけるのであれば50kmの走行分を約1.5時間で充電できます。
つまり購入時にはまず自宅に普通充電器が設置できるかの確認、さらに自宅周辺や出かける頻度の高い場所の近くに充電設備があるかどうかを事前にチェックしておく必要があります。
もちろん集合住宅の場合はさらにハードルが高くなりますので前述したインフラの営業時間や料金などもかなりしっかりチェックしないと厳しいと言えます。