はじめに

当面の目標は、借入金を滞りなく完済すること

相談者様は現在28歳で、住宅ローンと奨学金の返済で5,200万円の借入金がある状態です。今一番大切なことは、住宅ローンなどの借入金を滞りなく退職前に完済することです。

相談者様の計画では、退職前に完済できる予定になっているようですが、借入期間ギリギリまで返済を待たずに、余裕があるなら繰り上げ返済をするなど、できるだけ早く住宅ローンを完済すると良いでしょう。借入金が完済したら、将来に備えて、返済から貯蓄へとシフトしてください。

子どもにかけるお金について話し合っておく

現在、お子様は1人。近いうちに、もう1人誕生されるとのこと。本当におめでとうございます。

上のお子様は1歳ですので、お子様の年齢差は2歳差になるのでしょうか? 育児休暇を取らなければならない人にとっては、子どもの年齢差は少ない方がキャリアプランも立てやすくなります。ただ、その一方で、中学校へ進学した以降、2年ごとにまとまったお金が必要になってきてしまいます。おそらく、奥様も出産後に育児休暇などを経て復職される予定だと思いますが、教育費などの子どもにかかるお金をどのように貯めるのかも考えておくと良いでしょう。

教育費の貯め方としては、預貯金などでコツコツ積み立てていく方法もありますが、学資保険(こども保険)などに加入して貯めておく方法もあります。保険会社によって予定利回りは違ってきますが、相談者様は年齢も若いということもあり、返戻率が100%を超える可能性はありますので、検討してみてください。

各保険会社のHPには、学資保険のシミュレーションができるような機能が備わっています。一度シミュレーションをして、一時金で受け取れる金額はいくらか、返戻金の合計金額がいくらになるのかを知っておくと良いですね。

そのほかに、非課税で運用できるジュニアNISAなども、教育費に適している運用方法のひとつですので、チェックしてみてください。

ライフプランを再考してみましょう

ご夫婦とお子様2人の4人家族が相談者様の描いている家族であるなら、お子様の進学の時期やご夫婦でのキャリアプラン、自宅などの諸税の支出などを洗い出し、ライフプランを再考してみてください。

今までは、ぼんやりとして見えてこなかったことが、家族が揃ったことでより現実味をましてきますので、より具体的にプランを立てやすくなります。お金がいつ、どれくらい必要になるのか、大まかでもあっても、流れを把握しておくことが必要です。

建て替え?リフォーム?引っ越し?どれがいいの!?

相談者様の今回のお悩みである、住まいはどうするべきかを考えていきましょう。

ここまで、できるだけ早く借入金を完済すること、お子様の教育費について、ライフプランの再考をご提案してきました。これらを実際に踏まえてライフプランを立てていけば、シミュレーションすることで、退職時にはどれくらいのお金が貯まっているのかが分かると思います。

相談者様ご夫婦は、継続して勤務される予定でいらっしゃると思います。65歳からは厚生年金が受給できるはずですが、生活費がいくら足りないのかを事前に確認しておき、手当しておくことも必要です。

相談者様がおっしゃるように、30年以上先がどのようになっているのかは誰にも分かりません。大切なのは、来るべきとき、臨機応変に対処できる状態であるかどうかです。そのためには、いかにしてお金を貯めていくのかがポイントとなってきます。

また、その時に、誰が新たな家に住むのかも重要です。

たとえば夫婦のみで暮らすのであれば、一戸建てよりもマンションのほうが良いと感じるかもしれませんし、二世帯住宅に建て替えて、子世帯とともに暮らすことも考えられます。今の時点でどのようにすれば良いのか悩むよりも、その時に自分たちが望むことを叶えられるような状態にしておくことに注力しておくことこそが大切なのです。

先は長いです。ご夫婦でしっかり話し合って、どんな家でどのように暮らしたいのか、しっかりイメージできるようにしておいてください。

コロナ禍での出産、子育ては大変だと思います。無理することなく、自分たちのペースで生活してくださいね。

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのFPが答える「みんなの家計相談」の過去の記事一覧はこちらから。

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