はじめに
日本株の上昇の余地は大きい?
また、世界の景気敏感株といわれる日本株はOECD景気先行指数との連動性が見られ、4回の上昇局面における日経平均株価の平均上昇率は67.3%で、最高上昇率は2003年4月~2007年6月までの127.5%です。
今回は、2020年4月の底入れから2021年1月で9カ月が経過し、日経平均株価の上昇率は37.0%にしか過ぎず、上値余地は大きそうです。
国内の投資主体別売買動向をみると、OECD加盟国全体の景気先行指数の上昇局面4回ともに海外投資家による買い越しがみられます。世界景気の回復が続くようならば、海外投資家による日本株買いをけん引役として日経平均株価の上昇が続くことになるのかもしれません。