はじめに

「格安スマホ」というワードは今では一般的な言葉になってきました。これまで大手キャリアを使っていた方も、格安スマホのSIMカ ードに変えれば通信費を抑えられると思った人も多いことでしょう。

しかし、実際のところ、確かに費用はお得なものの、安かろう悪かろうのイメージが先行してなにかデメリットがあるのでは……と変更を躊躇してしまった人もいるのでは。

もし格安スマホのひとつ「楽天モバイル」に変更した場合、今までとなにが変わって実際どれくらい得をするのか? 携帯電話を知り尽くしたモバイル研究家の木暮祐一さんに本当のところを聞いてみました。


格安スマホの仕組みとは?

MONEY PLUS編集部: そもそも「格安スマホ」の仕組みを簡単に言いますと?

モバイル研究家の木暮祐一さん(以下、木暮氏): MVNO(= Mobile Virtual Network Operator)と言われていまして、大手携帯会社(MNO = Mobile Network Operator)の通信設備を借りて、独自ブランドでサービスを提供する通信会社が急増しています。これらのサービスとスマホを組み合わせたものを「格安スマホ」などと呼んでいます。

アンテナや基地局といった設備投資が不要なことや店頭展開を限定するなどして固定費を抑えることで、通信費を低く抑えられるのです。

MONEY PLUS編集部: 通信設備は大手携帯会社そのものを使っているということで安心ですね。では格安スマホにした場合、実際はどれくらい安くなるのでしょうか?

木暮氏: ざっくり言えば月額料金は大手キャリアのおよそ1/3ぐらいと言えるのではないでしょうか。

例えば、楽天モバイルのなかでベーシックな「通話SIM 3.1GBプラン」の場合、月額料金は1,600円。楽天でんわを使用して通話料を抑えれば、かなりのコストダウンが可能です。

MONEY PLUS編集部: ちなみに使うスマホは新たに買わなければならないのでしょうか?

木暮氏: よくカンチガイされている方も多いんですが、ドコモの端末やSIMフリー端末であれば、そのままSIMを差し替えて使えますし、電話番号もそのままで乗り換えができます。

新たに端末を買い替えたい場合は、楽天モバイルですと「ZenFone」のように安価でハイスペックな海外メーカーから、「Xperia」や「AQUOS PHONE」などの国内メーカーまで、幅広い端末から選ぶことができます。

特にオススメなのが「honor6 Plus」ですね。これは世界でも人気のhonorシリーズのスマホなのですが、日本では楽天モバイルが独占販売している端末です。

▼「honor6 Plus」は、背面にダブルレンズカメラを搭載。

- 撮影後に絞りや焦点を変更でき一眼レフのようなぼかしを実現可能に。
- スーパーナイトモードでノイズを抑えた美しい夜景撮影も実現。