はじめに
春に旬を迎える、たけのこと菜の花を組み合わせた、季節感溢れるお料理です。たけのこと菜の花をあらかじめ焼き付けることで、より出汁を吸い込んで美味しくなります。 3~4日、日持ちがするので作り置きの常備菜に、お弁当のおかずに重宝しますよ。じゅわっと広がる出汁の優しい風味と、菜の花のほど良い苦み。季節の変わり目でお疲れ気味の身体を、癒してくれるようなお惣菜です。
「たけのこと菜の花の焼き浸し」の材料(4人分)
材料 | 分量 |
---|---|
たけのこ(水煮でも可) | 200g |
菜の花 | 1束 |
鰹と昆布の合わせ出汁 | 500cc |
薄口醤油 | 大さじ1 |
日本酒 | 大さじ1 |
糸カツオ | 適宜 |
塩 | 適宜 |
「たけのこと菜の花の焼き浸し」の作り方
1. たけのこは1cm厚さの銀杏切りもしくは半月切りに。菜の花は茎の下を1cm程切り落とし、水に浸けておく(シャキッとさせる)。
2. 油を敷いたフライパンにたけのこが重ならないように並べ、焼き目が付くまで強火でしっかり焼く。
3. あらかじめ合わせておいた出汁と調味料の半量に、(2)を熱いまま浸ける。
4. 菜の花は塩少々を加えた熱湯でさっと湯がき、ザルに取って水気を切る。
5. 油を敷いていないフライパンで菜の花を焼き目が付くまで焼く。
6. 残りの出汁に(5)を熱いまま浸ける。
7. たけのこと菜の花を盛りつけて、仕上げに鰹節の糸削りを盛る。
「たけのこと菜の花の焼き浸し」を美味しく作るポイント
・冷ました出汁に熱いたけのこを浸すことで、味染みがよくなります。
・菜の花は出汁に浸しておく事で、色が劣化せずきれいな緑色を保てます。
・油で焼いたたけのこと、素焼きの菜の花を別に浸しておくと、風味の違いが楽しめます。
レシピ/出張料理人 ひな
「ひなや」出張料理人。
大阪生まれ兵庫京都育ちの関西人。
「食は愛」の家訓のもと育つ。
鎌倉を中心に関東圏で京都の家庭料理「おばんざい」をケータリング。