はじめに

筆者はデータ分析から事実を読み解く姿勢を大切にしているため、できるだけ結婚や出産というライフイベントに対して「きっとこうでしょ」という感想は持たず「まずデータはどうなっているだろう」と分析してから結論を考えるようにしています。

「女性っておしゃべりだから会議が長くなる」という、国際的に大炎上したオリパラ発言ではありませんが、実はどんな人にも、自らの経験や、データに基づかない思い込みで全てを語ろうとしてしまうアンコンシャスバイアス(潜在化している偏見)な面はあるのです。


ある講演会で出た「こんな婚活女性ってどうなの?」という質問

「人の振り見て我が振りなおせ」ではありませんが、今回はある講演会で出た次の質問に自省もこめてデータ分析結果をお示ししてみたいと思います。

「先生、婚活中の40代女性が、子どもが欲しいからといって、年下の男性を希望するのですがどう思われますか?」

おそらくこの質問は、男性が自らの年齢が上昇しても若い女性に固執するために成婚にどんどんつながらなくなっていく、という発表に対し、「女性だってそういう方はいる」と言いたかったのではないかと感じました(質問者の経験からくる純粋な疑問として)。

その際に、年下夫との成婚は20代女性で最も多い、という回答をしました(図表1)。

しかし、この回答は「20代男女の結婚が圧倒的に多い」ということを言いかえているだけで、女性の年齢が上がるほど年下夫を持てなくなるのか、という回答にはなっていません。

そこで、成婚に至った各年齢の女性が一体どれくらいの割合で年下夫と結婚しているのか、講演会での説明不足の反省を込めて、結果を示したいと思います。