はじめに

通信環境、在宅ボックスはマスト?

「設備」に求められる条件も変化しました。緊急事態宣言後に「必要だと思うようになった」割合を見ると、「換気」「通信環境」「宅配ボックス」「除菌対応エレベーター」など、コロナ禍による非接触志向とテレワーク環境を意識した項目が上位を占めています。

コロナ収束後も高いニーズがあり続けそうなものは「通信環境」と「宅配ボックス」です。通信環境は、前述のワークスペースと同様の理由で、仕事でも授業でも必要性が高まっています。

宅配ボックスは、もともと通販・宅配のニーズが上昇トレンドにあったのがコロナ禍で加速し、今後ますます求められる設備になるでしょう。宅配ボックス付きはもはや当然で、今後は世帯数分の確保や、冷蔵品対応などが増える可能性も。あるいは、大きめのメールボックスを全戸分設ける物件も増えてきそうです。

遮音性にも注目

また、7位の「遮音性」も注目したい項目。今のマンションは、十分な遮音性を備えた構造となっていますが、自宅にいる時間が長くなったことで気になる人も増えてきたと考えられます。

間取り・設備とも、自宅で個々が仕事や勉強をしやすく、快適に過ごせる環境がより強く求められていることがうかがえますね。

[PR]NISAやiDeCoの次は何やる?お金の専門家が教える、今実践すべきマネー対策をご紹介