はじめに

2020年は新型コロナウイルスによる経済不安の影響からか、1月から10月までの妊娠届の件数が前年同期と比べて5.1%が減少しました。婚姻件数も前年に比べて減少しています。この傾向は2021年も続くかもしれません。

なぜ未婚化・少子化に歯止めがかからないのでしょうか。マッチングアプリでどのくらいの人が結婚に至るのでしょうか。国内最大級の恋活・婚活マッチングアプリ「Pairs」などを展開する株式会社エウレカは2020年11月、「Pairs少子化・未婚化白書」を発表しました。この白書の内容と、オンラインセミナーでの議論を紹介します。


「適当な相手にめぐり会わない」

内閣府が発表した「令和元年度 少子化社会対策白書」では、「いずれ結婚するつもり」と回答した未婚の18歳~34歳の男女は男性85.7%、女性89.3%にも及びました。一方、25歳~34歳の未婚者に結婚していない理由を問うと、男女ともに「適当な相手にめぐり会わない」(男性:45.3%、女性:51.2%)が最も多いという結果でした。

結婚相談所やマッチングアプリのように、「適当な相手とめぐり合うための出会いの創出」が、未婚化・晩婚化の解消のための重要だと考えられます。相談所に足を運ぶことが難しいコロナ禍では、ますますマッチングアプリの存在感は大きくなっていくでしょう。

同社の調べによると、2016年には恋活・婚活マッチングアプリの利用者は40人に1人だったものの、2020年には20人に1人と倍増しました(※)。

※ Match Group 自社調査 (2016、2020) 18−59才の男女 2016年11,576人 / 2020年15,729人

同社代表取締役CEOの石橋準也さんは、「過去1年以内に結婚した」と答えた調査対象者のうち約4%の人が「Pairsで結婚相手を見つけた」と回答した(※)と話します。もはやマッチングアプリで出会って結婚することは、マイノリティでも恥ずかしいことでもない時代に突入したようです。

※エウレカ自社調べ。調査対象者 18~59歳の既婚男女10,919名の回答から集計 実査期間:2020年9月7日~9日