はじめに

日常生活や生き方を通して、お金の価値観を考えるきっかけになるような話題の本をMONEY PLUS編集部がピックアップ。書籍の担当編集者に読みどころやこだわり、制作秘話などを語っていただきます。

今回は、橘木俊詔 著の『子ども格差の経済学』をご紹介します。


『子ども格差の経済学』橘木俊詔 著


塾に行っている子と行っていない子でどれくらい差がつくのか? 塾や習い事が生む機会の不平等を格差研究の第一人者が徹底分析。最新のデータと研究結果から、親と社会ができることを提言。
四六判/並製/242ページ/東洋経済新報社/2017年6月23日

担当編集者のコメント

我が子の将来のため、小さい頃から習い事や塾に通わせている親御さんも多いと思います。

ただ、塾や習い事の効果や費用の全体像はあまり知られていないのではないでしょうか。

担当編集者の私にも小学生の子どもがいますが、周りの人が塾や習い事にどれくらい費用をかけているのかも知らず、著者の橘木俊詔教授にそうした疑問をぶつけるところから今回の企画は始まりました。

本書は、塾や習い事といった「学校の外」での教育を一般向けに経済学的視点から分析したはじめての本だと思います。

「親の収入がどうであれ、本人の努力次第ではないか」という意見もあるかもしれません。しかし、親の収入が高いほど子どもの成績はよく、学習時間が長くなる傾向は、データからもはっきりと表れています。

格差研究の第一人者である著者の橘木俊詔教授は、こうした現状に対して、親と社会ができることを提言します。

また、勉強面だけでなく、プロ野球選手になる秘訣やお勧めのポジションといった習い事の情報、最近話題の「やり抜く力」などを身につける幼児教育の重要性など、子どもの将来を考えるときに参考にしていただきたいヒントが満載の一冊です。

(東洋経済新報社 担当編集:矢作知子さん)

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