はじめに

IPO以外はひとつの証券会社に取引をまとめるのが得策

複数の証券会社に口座を持っていると、この投資信託は証券会社Aでしか扱っていないからとか、証券会社Bは株式の売買手数料が安いからといった理由でつまみ食いをしているうちに、気付いたら証券会社の口座がやたらと増えていたというケースがあります。

このようにして複数の証券会社に口座を開設するのは、資産管理という点ではあまり望ましいものではありません。特にオンライン証券会社の場合、ログインするためにIDとパスワードが必要ですが、複数の証券会社に口座を持つと、このIDとパスワードの管理が困難になります。

あるいは、資金が分散してしまうので、たとえば証券会社Aである投資をする際に資金不足になり、証券会社Bから資金を移動させなければならないといった事態が生じることも考えられます。

資産管理という点で考えると、株式や投資信託などの取引は一つの証券会社にまとめたうえで、IPOの時のみ当選確率を上げるために複数の証券会社を使うというような使い分けが望ましいでしょう。

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