はじめに

親子二人三脚で始めよう

おうちお金教育に活用したいのが、「おこづかい」です。おだちん制、定額制のどちらからでも構いません。

親がお金の管理について苦手意識を持っていてもあきらめないでください。親も一緒にお金について学ぶくらいの気持ちでいいと思います。分からないことは正直にわからないから、一緒に調べてみよう、くらいの開き直りも必要です。親子で学んで、おこづかい名人になってください。

※KANRI箱:SAKU株式会社提供の図を元に編集部で作成

お金の計算やおこづかい帳の記帳が苦手な子どもには、強制しないようにしましょう。さらに、できないからといって、せっかく始めたおこづかいを止めてしまうことがないようにお願いします。子どもが、これが原因でお金のことを嫌いになってしまっては本末転倒です。

おこづかい帳は算数や計算の上達を目的に付けるわけではありません。もし、長続きができないようでしたら、無理にやらせなくてもOKです。その代わりに、KANRI箱におこづかいを仕訳して入れておくと、一目で残高がわかるので途中で嫌になってしまうこともなくなります。

どんな教育にもいえることですが、子どもにやらせっぱなしにしてしまうことがないように注意しましょう。子どもの状況を見守りながら把握できているのが理想です。

そして、もしも、子どもからのSOSを感じたら、すぐに助けの手を差し伸べてあげましょう。あなたを信じているし、最後まで味方であると教えてあげてください。

これが親子の信頼関係を築くことができるおうちお金教育の極意です。

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