はじめに

猫の治療費は1日4万円かかることも!?

――猫が病気にかかった場合、治療費はどのくらいだと考えていればいいでしょうか。

堀:動物病院は診療金額を各院が自由に設定しているので一概には言えませんが、ペット保険に入っていない場合、治療費は10割負担となります。病気が進行すれば入院も必要になって点滴や食事などの費用もかかってくるので、多額となることは間違いありません。

腎不全のステージ4で入院した猫の例では、入院費で1日4万円かかった例もあります。動物病院での健康診断も場合によってはフルコースで3万円くらいかかるので、年に1回受けさせるのはなかなかの出費です。

アニコム損害保険株式会社の調査では、ペットの世話にかかる年間費用は、犬は338,561円、猫は164,835円という結果でした。犬はトリミングやしつけで費用がかかりますし、ペット保険も犬のほうが加入率が高くなっています。これを見ると、なんとなく「猫は安く飼える」と思われがちですが、病気が進行してしまうと治療費はそれなりにかかると覚悟して飼ってほしいと思います。

――猫の病気が進行しないよう、日頃からできるケアとしてはどんなものがあるのでしょうか。

堀:個体差がありますが、「なんだかいつもと違うな?」という変化に気付けるよう、おしっこの回数や量、体重など日頃の様子をしっかり観察しておくことが大事です。

また、猫は水をなかなか飲んでくれない動物なので、おうちではあちこちに水飲み場を用意して飲ませる必要があります。水分量の多いウェットフードを食べさせるのも1つの方法です。そして、トイレは常にキレイにしてあげて、日頃の変化にいち早く気付けるように気を配ってあげたいですね。