はじめに
介護することになったときの利便性を考えた場所選びが大切
相談者様は、現在、義両親とご夫婦の4名ですね。文面から察すると、ご夫婦のみで住み替えられるのですよね?
義両親が経済的に自立されているのであれば、自分たちの収入は全て自分たちで使えることができますが、援助が必要な場合は、その分を差し引いて生活費を算出しなければなりません。
まだ、住み替え場所は決めていないとのことですが、万一、義両親のどちらかが介護が必要になったときに、相談者様夫婦がサポートしなければならない場合は、介護を見据えて、通いやすい地域を選ぶことが大切です。
中古で購入する場合、どこを見るべきか
茨城県の交通の便の良い都市部は子育て世帯にも人気があり、中古でもある程度の資金が必要になります。徒歩で駅まで行けるのか、バス便の利用かなどでも、物件価格は変わります。
中古物件は立地の他にも築年数によって物件価格は違ってきます。場所にもよりますが、新しめの物件では、2,000万円台が相場と考えてください。もちろん、ワンルームなら300万円台から購入できる物件もあるのですが、それでも築年数が古くなりますし、設備的な古さは否めません。マンションと言っても、立地のみならず、設備も大切なポイントになります。どのような地域でどのような設備のあるマンションに暮したいのか、考えておくことが大切です。
ただ、現状で言えるのは、マンション価格が手数料込みの2,000万円で収まったとしても、手持ちの預貯金+投資の残金は1,700万円になります。それでも購入したいのか、これから受け取る年金等も参考にして、じっくり考えてみてください。
中古で購入する場合のポイント5つ
また、購入した場合には管理費や修繕積立金も支払わなければなりません。大規模修繕が行われた直後なら、大きな出費は考えにくいのですが、これから修繕するような場合には、さらにまとまったお金が必要になってしまいますので注意が必要です。あわせて固定資産税の支払いも生じることも忘れないでください。
【中古物件を購入するときのポイント】
・予算以内の物件か
・利便性は良し悪し
・設備は納得のいく内容か
・修繕積立金、管理費はいくらか? 負担にならないか?
・大規模修繕はいつ行われたか? 予定はあるのか?