はじめに

紅(黄)葉日が早く来た冬は株価が高くなりやすい

最期の3つ目は、「紅(黄)葉日が早く来た冬の株式相場では株価が高くなりやすい傾向が見られる」というものです。

“いちょう”の黄葉日の場合、11月26日までに訪れた冬、つまり12月から翌年2月までの日経平均株価の騰落率は、平均すると1.54%とプラスとなりました。“かえで”も同様で紅葉日が26日までだと、1.67%の平均騰落率とプラスでした。反対に遅い場合の冬の騰落率は平均してマイナスの騰落率の結果となりました。

黄葉は寒くなると色づきが良くなり、紅葉は朝晩の冷え込みなど日中との寒暖差が大きくなるほど色づきが良くなるなど、それぞれのメカニズムが異なっています。

とは言え紅(黄)葉日が早いということは、冬の訪れが早く、冬物衣料や、エアコンなどの需要が高まり景気へのプラス効果が株高につながってくるのかもしれません。こちらは冬の訪れの早さが経済活動の活発化と関係するという点からのお話しです。

さて、今年の黄葉、紅葉の見ごろ時期は平年並みとも言われていますが、今度の動向はどうなるのでしょうか。投資の面からも注目したい情報です。

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