はじめに

揚げ油は何回再利用できる?

唐揚げや天ぷらなど、揚げ物をする時は大量の油が必要になります。使用後の揚げ油、どうしていますか。一度しか使っていないのに捨ててしまうのはもったいないですよね。使用後の揚げ油は、適切に処理すれば再利用できるそうですが、その際の注意点について聞きました。

【揚げ油を再利用する際の注意点】

1.油を鍋に入れたまま放置しない
「長時間鍋に入れたままにしておくと、空気に触れやすく、ゴミや虫が入る原因にもなります」。
2.冷めないうちに処理する
「揚げカスは、油を早く傷める原因になります。冷めないうちに油こし器でろ過してください。 またこの時、やけどに注意してください」。
3.容器に入れてきっちり蓋を閉める
「ろ過した油が冷えたら、蓋をきちんと閉め、冷暗所で保存してください」

油の種類や揚げ種、温度、時間などによって異なり、一概には言えないものの、一度使った揚げ油を再利用する回数の目安は最大3〜4回。とはいえ、使用回数で判断するのではなく、油の状態をよく確認することが大切です。次のような状態になっている場合は、油が劣化しているサインなので使用を控えた方がいいといいます。

【油が劣化しているサイン】

1.加熱時に枯草や塗料のような不快な臭いがする。
2.色が濃くなる。
3.揚げ物をすると、消えにくい泡(カニ泡)ができる。
4.温度が下がったときに、ねばりが出ている。
5.天ぷらを揚げる温度の180℃くらいで煙が出る。
(※新鮮な油は230~240℃まで煙は出ません)

なんとなく再利用したり、なんとなく処分していた油。劣化しているかどうかを見極める目安がわかれば、安心して使うことができますし、節約にもつながります。揚げ物を作る際に役立ててみてはいかがでしょうか。

この記事の感想を教えてください。