はじめに

ここだけはおさえておきたい、ドラム式洗濯機の選び方

以下の3点に注意して選ぶようにしましょう。

●陽光が遮られるような環境だったり、部屋干しが多い場合には、ヒートポンプ方式の乾燥機能がダンゼンおすすめです。ななめドラム式洗濯機にもヒーター方式を採用するものはあるので注意して選ぶようにしましょう。

●戸建てなど比較的広い住居をお持ちであれば、ななめドラム式洗濯機の設置に困ることも少ないかもしれませんが、ひとり暮らしや、マンション住まいは注意。買った後に「設置できない!」とならないように、予め搬入経路の問題や、設置部分の広さなどをきちんと測って選ぶようにしましょう。

●ななめドラム式洗濯機に限ったことではありませんが、洗濯と脱水の「容量」についても気を付けましょう。一般的に1日の1人あたりの洗濯物は1.5kgが目安とされています。最低でも1.5kg×家族の人数以上の容量を確保して選ぶのが◎。シーツやタオルなどのことも考えると、少々大きい容量を選択しておけば間違いないと思います。

洗えない衣類もある⁉︎正しい使い方

洗濯機全般で言えることとなりますが、皮革製品(羽毛や毛皮などの装飾がされているものを含む)やレーヨン(再生繊維の改良型とされる銅アンモニアレーヨンや改質レーヨンなどを含む)、各種加工製品(防水加工、コーティング加工、樹脂加工、エンボス加工、シワ加工など)、和服、純毛毛布、電気毛布などは洗濯も乾燥も御法度です。製品の型くずれや縮み、色落ち、風合いが悪くなるだけに留まらず、排水不良や洗濯機本体の故障原因にもつながる恐れがあるので注意しましょう。

また、衣類に表示されている情報のとおり正しく取り扱うことも重要なことです。消費者庁から案内されている洗濯表示内容には「回転ドラム式で衣類乾燥をしないでください」「タンブラー乾燥はお避けください」とまで記載されるものもあります。タンブラー乾燥とは、コインランドリーで見かけるガス方式の乾燥機が主流のもの。高温に晒しながら衣類を上から下へ叩きつけるため、デリケートな生地の衣類には攻撃性が高く、取り扱いも非常に難しいことと思います。

大事な衣類こそ、洗濯機の取扱説明書と衣類に表示される情報を照合のうえ、正しく取り扱いましょう。

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