はじめに
新たな客層を開拓する!
ーーこれからのラーメン業界、どのような店が人気を得ていくと思われますか?
庄野: もちろん、ラーメンフリークの方々に美味しいと思ってもらえるラーメン作りも行なっていますが、経営という視点で考えると“ラーメンフリークでない客層”を取り込むことのできるラーメン作りも一つのポイントだと思います。
ーー“ラーメンフリークでない客層”といいますと?
庄野: 「油が多い」「不健康なイメージ」などと、ラーメンを敬遠しがちな“若い女性”などですね。
例えば、新宿の「麺や 庄の|gotsubo」では、「野菜を食べるつけ麺」をコンセプトに、ヘルシーな「ベジつけめん」を提供しています。季節ごとに旬な野菜を使用した限定ラーメンも創作していまして、店舗を貸し切って“ラーメン女子会”を開く女性の方々などもいます。
「ベジつけめん」夢の海外展開は?
ーーこれから特に開拓しようとしている客層は?
庄野: 以前から「海外の方々にも日本のラーメンを伝えたい」と思っていたのですが、ようやく今年、夢だったアメリカ・サンフランシスコに店舗をオープンすることができました。
近年、ラーメンはアメリカでも人気を博しているのですが、残念ながら“まがいもの”のラーメンが多いのも現状です。そんな方々に、真の日本のラーメンカルチャーを伝えていきたいですね。