はじめに

ボーナスの使い方も意識しましょう

今後、義母が同居するようになると、減収と支出増が見込まれるということですが、これはやむを得ないことです。これに備えるために、借入の返済をしつつ、貯金を増やしていくことを考えていきましょう。

ところで、ボーナスはいつもどのように使っているでしょうか。ボーナスの使い方も、家計と同様に見直し、毎月のやりくりで十分な蓄えができなければ、ボーナスを利用して貯めていくようにしていきましょう。幸いにして、ご主人のボーナス額は多いほうだといえますから、無駄に使ってしまってはもったいないです。できれば半分以上は貯金に回したいものです。

妻が扶養から外れて働き、iDeCoを活用して節税する手も

老後資金を心配されていましたが、家計が改善し、貯金ができて状況が整ってきたら、老後資金作りとしてiDeCoの開始を検討してもよいと思います。毎月の支出は増やしたくありませんから、年払いを利用して、ボーナスの時に半年分、まとめてかけていくと、無理なく積み立てていけるでしょう。iDeCoのメリットは運用中の利益が非課税であることに加え、掛け金が全額所得控除となる点です。

また、ご相談者は今、扶養の範囲で働かれているそうですが、義母と同居するまでは思い切って扶養を抜けるほど働き、税金を払いながらiDeCoの所得控除を受けるのもよいと思いますよ。会社の社会保障制度に加入でき、厚生年金を自分で掛けられると、将来受けとる年金額も増やすことができます。

まだ、同居時期などが見えていないようですから、働けるうちにしっかり働いて備えることが、今できることではないかと思います。支出の削減ができれば、同居による支出増にも対応できるでしょう。

ご相談者が今すべきことは、支出の削減、借金返済方法の検討、収入アップと貯蓄増に取り組むことです。検討のうえ、ぜひ、頑張っていただきたいと思っています。

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