はじめに

日本の人口減少は続いています。長引くデフレにより販売価格は抑えられ、原材料高、人件費の上昇などもあり外食企業の国内の収益性は明らかに低下しています。

しかし、世界の人口は増加傾向で70億人超となり、増加傾向は続いています。一人当たりGDPも多くの国で上昇しています。かつて日本の物価が高過ぎると非難されましたが、気が付くと日本の飲食単価は世界的にみると、他の先進国と比べると半分程度と安い部類になっています。

今回は、世界の外食企業トップ5と、収益の柱を世界に求めグローバルな展開をすすめる国内外食企業を紹介します。


世界の外食企業トップ5は?

国内ローカル産業とみられていた外食企業は、2000年以降、積極的に海外に進出しました。2010~2015年にかけて海外セグメントを開示する企業が増えています。大手外食企業の今後の出店計画をみると国内よりも海外の出店に比重を置いている会社が大半です。

世界の外食企業の売上高上位をみると(チェーンの売上高でなく企業としての売上高)、。1位はスターバックス、2位はマクドナルド、3位は世界一の店舗数を誇るサンドウィッチチェーン「サブウエイ」を傘下にもつドクター・アソシエイツ(未上場)、4位は「ケンタッキー・フライド・チキン」「ピザハット」「タコベル」を傘下にもつヤム・ブランズ、5位にゼンンショーHDです。

[PR]NISAやiDeCoの次は何やる?お金の専門家が教える、今実践すべきマネー対策をご紹介