はじめに

「SDGs(持続可能な開発目標)」と聞いて、皆様はどのような世界を思い描くでしょうか。SDGsは2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す17の国際目標です。2015年の採択から6年が経ち、目標年まであと8年になりました。


脱炭素、生物多様性、スマートシティ        

「気候危機」への対応は世界的に加速しています。11月採択の「グラスゴー気候合意」にみられるように、地球の気温上昇は人間の経済活動によって引き起こされたという科学的認識のもと、日米欧など各国政府は「カーボンニュートラル(温室効果ガス排出量ネットゼロ)」へのコミットメントを相次ぎ掲げました。

さらに、2022年は「生物多様性」(生きものの多様さ、生態系に存在する全ての生きものの命の繋がりの豊かさ)への対応も迫られそうです。

このような課題解決を念頭に、再生可能エネルギーやEVに関連する先進的な技術や、スマートシティの社会実装化などへの資金ニーズはさらに強まると予想されます。

世界のESG 投資の残高は2020 年に40.5 兆ドルと全資産運用残高の40%を占めるまでに増加しましたが、さらに2021年はESG株式ファンドに前年を大きく上回る資金が流入しています。

      

女性活躍・男性育休、DX、企業の稼ぐ力

日本では、世界に遅れている「ジェンダーギャップ」の解決が注目されます。2022年4月からは「男性の育休取得」の義務化が段階的に実施される予定です。女性活躍の推進と共に、多様性の確保によるイノベーション創出も期待できるでしょう。

また、コーポレートガバナンス・コードの改訂や、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が、企業の稼ぐ力を高める原動力として働くと期待しています。

このほか、2022年に注目のトピックを下表にまとめました。2030年のSDGs達成に向け、2022年が素晴らしい飛躍の年になりますよう心から祈願しております。



 

<文:チーフESGストラテジスト 山田 雪乃>

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