はじめに

「仲良し夫婦」のほうが、「お金の話題」が30ポイント以上高い

「お金の話ができる夫婦」は、二人で使うべきところ、そうでないところを話し合うことで、家計のムダもなくなりますし、二人あわせた貯蓄の管理もできます。一人がいいマネー情報を仕入れたら、それを共有して、上手に増やすことにもつながるでしょう。

ただし、お金の話題を出すには、「夫婦の仲が良いこと」もキーワードになりそうです。

ここで興味深い調査結果を見ていきましょう。お金のオンラインチャット相談プラットフォーム「お金の健康診断」を提供する株式会社400Fと共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)を運営する株式会社ロイヤリティ マーケティングが行った意識調査(「Pontaリサーチ」2021年11月調査)から紹介します。

夫婦仲について、「良い」「良くない」と、それぞれの回答別に結果が出ています。

まず、夫婦仲が良い方が、「お金のこと」を話している割合が2倍以上多いのです。

夫婦間の会話で普段から会話している内容
「お金のこと」
夫婦仲が良い・・・55.7%
夫婦仲が良くない・・・24.3%

夫婦仲が良いと、過半数(55.7%)が、「お金のこと」を話題にしていることがわかります。

普段筆者が取材をしていると、夫婦仲が良くない場合、お金の話をするといっても「使いすぎでしょ」「足りないんだから、もっと節約してよ」といったケンカ話になるケースが多いのですが、夫婦仲が良い場合は、「これは結構高いけど、どうする?」「どれくらい貯まった?」「ボーナスが下がった(または、上がった)から、どうするか考えようか」という建設的な会話が多い印象があります。

「お金が貯まる夫婦」になるには、「お金のこと」を話すことが大切ですが、仲良し夫婦こそが、それができるとも言えます。夫婦が結婚当初から、会話がない、仲良くないということはないはずですから、できるだけ話をして、さらに「お金の話題」も入れることで、「お金が貯まる夫婦」になるのではないでしょうか。

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