はじめに
突然ですが「“あの仕事”をしている人って、いったいどのくらい儲けているんだろう?」と、疑問に思ったことはありませんか?
例えば、大道芸人、女子プロレスラー、映画監督……。仕事内容はなんとなく想像がつきますが、それがどう収入につながっているのか? プロになるまでいくらかかるのか? リターンはどれくらいあるのか?
今回は…占い師。「週刊女性」などで今注目をあびているKOMOさんに、ズバリ聞いてみました。
占い師:KOMO(24)
原宿で活動中の美人占い師。タロット、人相、九星気学(きゅうせいきがく)、風水などが中心。ネイリストでもあり「耳ツボジュエリー認定講師」の資格を所持。
※2014年取材当時の情報です。
お笑い芸人が優勝することを予言
ーーKOMOさんは、どんな占いをされるのですか?
メインは「タロット」です。あとは「人相」と、生年月日から星をわり出す「九星気学」。この3つをケースバイケースで使い分けています。理由としては、それぞれの占いに特徴、得意分野があるからです。たとえばタロットは神秘的なチカラで、人相と九星気学は統計学です。でも統計学だけだと「その日生まれた人は全員同じなのか?」という当然のギモンが出てきます。そこで大まかな性格などは統計学でざっくりと出しておいて、近い未来などはタロットを頼ります。
ーー今まででの占いで「これは当たった!」という出来事はありますか?
アイドルの人、歌手の人、役者さん、いろいろいらっしゃいますが……、わかりやすい例は某お笑い芸人さんですかね。当時、ある大会にエントリーされていて**「優勝しますよ」と言ったら本当に優勝されました**。嬉しかったし、自分で占っておいてアレですが、すごくびっくりしました(笑)。
月収は60万、でも売れたのは最近
ーーいきなりですが……ズバリ!月収を教えてください。
今は60万円くらいです。でも占いだけで食べられるようになったのはここ最近です。キャリアは6年目ですが、一昨年の月収は10万円ほどで(汗)、丸ビルの洋服屋さんでアルバイトをしていました。
ーー素晴らしいですね!売れたキッカケというのは何かあったのですか?
自分ではなかなかわからないのですが……、路線変更したのがよかったのかなと思います。前まではごく普通の占い師だったのですが、今は男性のお客さまも増えて、例えば社長さんの会食の場に呼んでいただき占ったり、お酒の場に出ることが多くなりました。本音を言うと最初のうちは警戒していたのですが、でも一度行ってみたら何も怖いこともありませんし、収入もぐっと増えました。
ーー興味がある人も多いと思いますが、占い師は稼げる職業ですか?
稼げます!……と、私は思います。でも大事なのは「誰もやっていない方向性」を見つけることかなと思います。私の場合は24才なので、占い師としては若いほうです。だからフットワークを軽くしました。たとえば水着で占いという仕事も受けましたし、少し露出の高い格好もします。理由は今の占い師にあまりいないタイプだからです。
あとはネイリストもやっているのですが「占い師兼ネイリスト」というのも私くらいしかいないと思います。日本で数人しか書けない「花文字」もやっています。もし皆さんと同じことをしていたら、今の結果はなかったのかなと思います。もちろん「占いがちゃんと当たる」というのが大前提ですが。