はじめに

20代二人暮らしの家計配分の目安

ご相談者さんに対して、私がお勧めする家計配分はこちらです。

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冒頭にお伝えした通り、ここでは家賃を手取り月収の25%の10万円以下にしています。家賃のほかに水道光熱費やネット回線が必要ですが、こちらは2万円をめどに考えます。一人暮らしよりも家が広くなり、人数が増えるので、現在よりはかかると思ってください。

お小遣いは5万円×2人で合計10万円としています。現在は一人当たり3万円ということですが、この5万円にはそれぞれの洋服代や美容院代、保険料やスマホ代、ランチ代やカフェ代など個人的な支出をすべて含んでいると思ってください。新生活は何かとこまごまとしたものを購入しますから、その他費用として2万円を確保しています。

このようにすると、10万円の貯蓄が可能になります。12か月で120万円になります。先取貯蓄の仕組みを作って確実に貯めていきましょう。将来の結婚式や住宅購入費用として蓄えていただきたい部分です。

新生活のなかでは、家具や家電の購入や、二人で旅行にいくなど、まとまった支出が生じることもあるでしょう。ボーナスが80万円あるということなので、ボーナスの中からこうした支出を出すことになります。ボーナスも半分くらいは楽しみのために使い、半分は貯蓄として残しておくようにしたいものです。

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