はじめに

守られない約束

とはいえ、話し合いの上で養育費の金額を決めても、必ずしもその通りに受け取れるわけではないようです。「養育費を減額されたことがある」「もらえなかったことがある」と回答した人にその理由について聞いたところ、以下のような声が寄せられました。

「コロナ禍の影響で相手の収入が減少したから」
「念書に『増減可能』と記載されているため」
「毎月何度も連絡して、なるべく払ってもらえるように頼んでいるが、お金がないと言い、減額されたり、支払ってくれないことも多い」
「相手が自営業のため仕事の状況や、再婚後子どもが生まれるなどの理由で支払いが滞り、連絡は取れるが話し合いにはあまり応じてくれない」

約束したのに支払われない――この状況を改善するためにできることはあるのでしょうか。養育費を支払ってもらえるよう働きかけたことがあるのか聞いたところ、「働きかけたことがある」と回答した人は3割程度でした。

「働きかけたことがない」と回答した人にその理由について聞くと、「離婚に応じてもらうだけで精一杯だったため」「精神的ストレスになるため」「連絡先がわからない」「いま住んでいる自宅を知られたくない」といった声があがりました。

一方、働きかけたにもかかわらず、「裁判所に勧告してもらったが、支払いがあったのは数回だけで、その後支払われなくなった」「何度も電話で話したが一度も振り込まれなかった」「一度、親戚から電話をしてもらったが無視された。弁護士費用は高額になるため難しい」といった理由から、泣き寝入りするケースも多くあることがわかりました。

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