はじめに

給料も上がらず、商品の値上げラッシュばかり続き、なかなか資産が増えない……と悩んでいる方もいるでしょう。

そこで、「資産運用をしよう!」という言葉をTikTokで世界一広めたとしてギネス認定された「ライオン兄さん」こと山口貴大氏(@okane_315)の著書『年収300万円FIRE 貯金ゼロから7年でセミリタイアする「お金の増やし方」』(KADOKAWA)より、一部を抜粋・編集して富裕層がなぜ投資をするのかを紹介します。


「富裕層の4分の1が年収500万以下」の謎

純金融資産保有額が1億円以上というと、とんでもないお金持ちでめったにいないというイメージがありますが、全世帯に占める割合は2%です。

【2019年 階層別純金融資産保有額】

つまり、50世帯に1世帯は純金融資産を1億円以上持っているというわけです。そう考えると「意外にいるものだな」と思えてきませんか?

そしてここが最重要ポイントなのですが、別のマネー誌のアンケート調査によると、50世帯に1世帯は存在している「資産額1億円以上」のうち、4人に1人は年収500万円以下の会社員なのだそうです。

年収500万円以下の会社員といえば、今、この本を読んでいる方たちの中にも、同じ立場の人が大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

「この先、給料が上がる見込みがない」と嘆いているあなたにも、「こんな年収じゃ、とても資産形成なんかできない」とあきらめているあなたにも、富裕層になるチャンスはある、ということです。むろん、年収500万円以下といっても親から高額の遺産を相続していたり、先祖代々の不動産を譲り受けていたりする人も多いのでしょう。

でも富裕層の4人に1人は年収500万円以下と聞いたら、なんだか、やる気が湧いてきませんか。

お金のために働くのではなく、お金に働いてもらう投資を通じて資産形成に励めば、手が届かないわけではない。それが1億円以上の資産を持つ富裕層というステイタスなのです。当然、その結果として、望むならばFIREすることだって可能です。

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