はじめに
家計の改善ポイントは?
まず家計の状況ですが、ご夫婦共に公務員で42万円(夫25万円・妻17万円)の手取り収入があります。支出は27万円となり、毎月の貯蓄は5万5,000円と記載いただいていますから、9万5,000円ほど使途不明金があると思われます。
●食費:8万円→5〜6万円
食費がご家族3人で8万円とのことですが、少し高めと言えます。共働きでお子さんを育てる場合はどうしても妻に家事の負担が重くなりがちです。そうなると食事もお惣菜・外食などが多くなりますよね。ここはご夫婦で力を合わせて家事を分担し、自炊の頻度を上げることで改善できると思います。また、食費に日用品やお子さんのオムツ代なども含まれる場合は、できる限り何に使っているか費目を詳細にわけると改善ポイントが見えてくるでしょう。
●水道光熱費:3万円→2万円
家族3人の水道光熱費としては少し高いといえるでしょう。電気代・ガス代は外部環境によって現在値上がりしていますが、電力自由化から買うところを選ぶこともできます。ネット上から簡単に切り替えができるので、運営母体が大きく安いところを探してみるとよいでしょう。また蛍光灯をLED電球に変えることや、節水シャワーヘッドなども一定の節約効果があるので試してみてはいかがでしょうか。
●教育費:3万5,000円
こちらは、お子さんの保育園代だと思います。地域や年収によって保育料は異なりますので、この費用が高いか安いかはわかりません。お子さんにかかる費用の中で、保育園の写真を大量に購入して家計を圧迫している人もいます。お子さんの可愛さにお金を払いすぎないことも大事です。一方、3歳児の年次になると保育の無償化の対象になるので、この分は少し浮いてくるはずです。
●保険:0円→5,000円
現在はまったく保険に入っていない状態です。医療保険や貯蓄保険に入る必要はありませんが、万が一のことがあるとお子さんの生活や進路に影響が出る可能性があります。収入保障保険など、効率的な保険も多くでているので、相見積もりをとって比較しながら考えてみるとよいでしょう。
●お小遣い:4万円と使途不明金:9万5,000円
お小遣いは4万円と決めていらっしゃると思いますが、そのほかに使途不明金がかなりありそうです。交際費、趣味娯楽、衣服美容、お子さんに係る費用や、家具家電、冠婚葬祭、旅行なども、自動家計簿アプリなどを活用すれば簡単に把握できるようになると思います。残念ながら家計の把握状態は甘い状態だと言えますので、使途不明金を洗い出せるようになるでしょう。家計の把握が甘いと、将来の計画が立てづらくなります。