はじめに
2022年1月から変わった、任意継続の重要なポイント
任意継続の制度ですが、この制度にはデメリットもありました。それは、任意継続を辞める場合の条件です。
簡単にポイントをまとめると、サラリーマンやOLとして再就職をするか、納期限まで保険料を払わずに強制的に資格喪失されない限り、自分の都合で辞められない、という部分です。
そもそも2年以内に辞める必要性が無いのではないか、と思われるかも知れませんが、重要なポイントは保険料の算定基準です。つまり在職時点の年収と、退職後の収入に差がある場合、「2年目の保険料」に大きな開きが生じるケースがありました。
在職期間中の年収が高いと、任意継続の方が保険料が安い場合がありますが、国民健康保険料を選択した場合には、1年目の年収が大きく減少した場合には、2年目の保険料が下がります。
自分の都合で辞めることができないのが任意継続の制度であったため、どんなに一年目の年収が下がろうと、一度選択をすると、2年間分の保険料が固定される仕組みでした。
それが、2022年1月から変わりました。
つまり、1年目は任意継続、2年目は国民健康保険、という使い方が可能となりました。