はじめに

仕上げに少し添えるだけで、料理を一気に華やかにしてくれるパセリ。ですが、少量使ったけれど残りを余らせてしまった、という経験はありませんか?

パセリは、脇役、飾り、彩り、として終えるにはあまりにもったいない程、ビタミンやミネラルを多く含む栄養価の高い野菜です。

もちろん栄養だけでなく、パセリの美味しさをぜひ感じてほしいのです。私が人に教えたくないくらいに大好きな、パセリが主役の万能ソースを紹介します。

これは南米ではとてもポピュラーなソースで、レモンの酸味と少し効かせた唐辛子がパセリの香りと見事に調和します。実際のソースに使われる材料を日本の食材に置き換えたレシピです。

ただ焼いただけのお魚、お肉、切っただけの野菜、チーズ、パン…何にでもつけて楽しんでください。


「南米のチミチュリソース」材料

・南米には様々な種類の生唐辛子があり、このソースに使うのは辛みの少ないもの。日本ではスーパーのスパイス売り場にあるチリパウダーで代用出来ます。
・オレガノはこのソースに欠かせませんが、なければ省いても大丈夫!
・南米ではイタリアンパセリがよく使われますが、日本で一般的にみるカーリーパセリで◎
・エシャロットは玉ねぎで代用します。

材料 分量
パセリの葉の部分 1/2袋(20g)
玉ねぎ 1/8個
にんにく 2片
レモン果汁 大さじ1
赤ワインビネガー 大さじ1
オレガノの葉(なければ省く) 大さじ2
チリパウダー 大さじ1/4
小さじ1
こしょう 少々
オリーブオイル 70ml

※ビネガーは、白ワインビネガーでも。オレガノが無い場合は省くか、ミント大さじ1でアレンジ可。

「南米のチミチュリソース」作り方

1. オリーブオイル以外の材料全てをフードプロセッサーで細かくする。

2. オリーブオイルを少量ずつ加えながら、その都度フードプロセッサーを回し、全体を滑らかにする。

3. 必用に応じて、塩で最後に味を調える。

「南米のチミチュリソース」を美味しく作るポイント

・フレッシュな香りが特徴のソースなので、レモンは生のものを絞ることをお勧めします。
・保存容器に入れて、冷蔵庫で5日程日持ちします。
・オレガノは、生のものを。なければ省くかミントを加えて下さい。オレガノはトマトソースとの相性も良く、ピザに乗せたりトマトとサラダにしたりと広く活用出来ます。

【調理時間】5分

レシピ/ 大西 麻子
自然豊かな福井育ち。料理旅館で育った祖母の影響で幼児の頃から料理を始め、中学生になってからは家族の夕食を毎日作る大の料理好き。料理と暮らしを紹介したブログはランキング上位になり、わずか2年で出版に至る。4歳の息子と夫の3人暮らし。家族との暮らしを第一に、書籍や企業へのレシピ開発、写真提供をしている。現在、大好きな花や旅をテーマにした料理教室、ワークショップを計画中。

(この記事はケノコトからの転載です)

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