はじめに

参議院選挙に向けて、街中を選挙カーが走り始めましたね。「自分には関係ない」ですって? なんて……嘆かわしい!

毎週ホットな税の話題を叫び続ける、本物の税理士でお笑い芸人の税理士りーなです。

日本の選挙の投票率は4割程度と言われていますが、これは源泉徴収で給与をもらう前に税金を引いて、残った分を受け取っているため「自分が税金を納めている」という感覚がない方が多いのではないでしょうか?


楽チンな源泉徴収制度

日本では給料から所得税が事前に引かれて、残った残額を支給する「源泉徴収制度」があります。会社が事前に税金を引いてくれるので、本人は手続きをしなくてよく楽チンで、国も税金の納付漏れを防ぐことができます。実は世界的には自分で年間の収入から税額を計算して申告する「申告納税制度」が主流で、源泉徴収制度を使っている国は、日本の他にドイツ・インド・韓国などごくわずかなんです。

「源泉徴収」という言葉は、画数も多くてとても難しい言葉に聞こえるかもしれません。「源泉」は「泉の水が湧き上がる源」と書きますが、そんな泉のごとくお金が湧き上がってくる源である「給与」から、事前に「徴収」する、とイメージするとわかりやすいかなと思います。

例えば長州さんという人が、毎月の月収でチャーシュー5個もらっていたとします。毎月引かれる源泉所得税は1個だとしましょう。手取りは何個ですか? そう、5から1を引いて4チャーシューです。

「長州、月収5チャーシュー、源泉徴収1チャーシュー徴収、長州手取りは4チャーシュー」

こんな「源泉徴収」というお笑いのネタを、税理士りーなは芸人としてやっております。

そんなことは、さておき−−長州さんは、月収がチャーシュー5個なのに、毎月4チャーシューずつ受け取っているうちに、いつの間にか、手取りの「4チャーシュー」が月収だと思い込んでしまうのです。これが、源泉徴収制度の怖さです。みなさんはいかがですか? 月収いくらで、税金がいくら引かれていますか? いま一度、ご自身の給与明細を確認してみてください。

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