はじめに

外貨投資でよくいわれるのが、「日本に比べて海外の方が、金利が高いので有利に運用できる」という話。果たして本当なのでしょうか。


年39.39%の利回りが実現

時々、とても魅力的な金利の外貨建て金融商品を見つけることがあります。このコーナーを読んで下さっている方は、恐らく資産運用に対する関心が高いと思いますから、なおのこと、このような情報に対してセンシティブに反応するのではないでしょうか。

たとえば、このコーナーでも以前、取り上げたことがありますが、トルコリラ建ての債券などはその典型例といえるでしょう。最近、オンライン証券会社を通じて売り出されているトルコリラ建てゼロクーポン債の利回りは、償還まで約5年間で年39.39%です。

約40%もの収益が得られるというのですから、注目しないわけにはいかないでしょう。何しろ日本の預貯金金利は年0.001%でしかないのですから。あまり意味のないたとえですが、「トルコリラ建て債券の利回りは、日本の預貯金利率の4万倍」にもなるのです。

これは、この債券を売り出している証券会社のサイトに書かれているのですが、約5年間で外貨ベースの投資金額がおよそ5.2倍になって戻ってくるそうです。

5年間で5.2倍。下手な株式に投資するよりも投資効率が高いかも知れません。

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