はじめに
マイナンバーカードの作り方
マイナンバーカードの作成自体はいつでも可能ですが、マイナポイントを受け取るためには2023年2月末までにマイナンバーカード作成の「申込み」を行う必要があります。
以下、マイナンバーカードの作り方を、順を追って説明します。
(1)マイナンバーカードの申請(2023年2月末まで)
マイナンバーカードはオンライン、郵送、証明写真機から申請することができます。スマホ等のオンライン手続きなら、QRコードからすぐに申請可能で、スマホで撮影した顔写真を使用できます。郵送の場合は個人番号通知書または通知カードに同封されている交付申請書に記入して申請します。
ケータイショップでは申請のサポートをしてもらえます。自分でできるか不安な方は、近くのケータイショップを活用しましょう。
※参照:今なら手軽に!ケータイショップでマイナンバーカード!
ここまでの作業を2月末までにすればマイナポイントの申請に間に合います。スマホなら写真撮影さえすればすぐに申請が済みます。なお、顔写真は細かい指定がありますので、スマホ撮影の際はマイナンバーカード総合サイトでよく確認してくださいね。
(2)交付通知書が届く
お住まいの市区町村から交付通知書が届きます。最低でも1ヵ月はかかるでしょう。市区町村によってもっと時間がかかる場合もあります。
(3)交付場所で受け取る
交付通知書が届いたら、以下の持ち物を準備して、本人が市区町村の窓口に出向き、カードを受け取ります。
・通知カード(お持ちの方のみ)
・交付通知書(はがき)
・本人確認書類(※)
・住民基本台帳カード(お持ちの方のみ)
※参照:デジタル庁「マイナンバーカードの交付に係る本人確認の書類について」
交付窓口で本人確認の上、暗証番号を設定してカードを受け取ります。設定した暗証番号はマイナポイント申請の際にも必要です。自治体によっては郵送で受け取れる場合もあります。
なお、2月末までにすべきことはマイナンバーカードの申請、つまり(1)のみです。受け取りは3月以降でも問題ありませんので、まずは(1)を行いましょう。
マイナポイントの申込み方法と使い方
マイナンバーカードを受け取ったら、マイナポイントの申請を2023年5月末までに行います。受け取りまでのおおまかな流れは以下の通りです。
(1)マイナポイント受け取りのキャッシュレス決済を選んだら、2023年5月末までにスマホや全国にある支援端末からマイナポイントを申し込む
(2)第1弾のマイナポイントは、キャッシュレス決済によるチャージ、または買い物をすると利用金額の25%分が付与される
(3)第2弾のマイナポイントは、それぞれ申請後にポイントが付与される
付与されたポイントの使い方は、選択した決済サービスが使えるお店で、そのキャッシュレス決済で買い物するだけ。選択した決済サービスにより、ポイントの付与タイミングや受け取り方法、ポイントの有効期限は異なります。
申請はスマホで行うのが一番てっとり早いですが、注意点としてマイナンバーカードの読み取りに苦戦する可能性があります。筆者の場合、海外製Android端末から申請した際は、公式サイトで端末別読み取り方法を確認してもなかなか読み取れず、結局パソコンに市販のカードリーダーを挿して読み込みました。第2弾でiPhoneから申請した時はすぐ読み取れたので、スマホ端末によって読み取りはかなり左右されるようです。
ガラケー&現金派もマイナポイントを受け取れる
マイナポイントはフィーチャーフォン、いわゆるガラケーをお使いの方や、現金派の方でも受け取りが可能です。
マイナンバーカードの作成は、スマホやパソコンがなくても郵送や証明写真機による申請が可能です。マイナポイントの申請においては、全国7万箇所の端末(コンビニ、イオン、郵便局などに設置)で申請可能です。
申請そのものはスマホやパソコンがなくてもできますが、マイナポイントは自分名義のキャッシュレス決済サービスがないと受け取れません。
そのため、全ての支払いを現金で行ないたい、という方はマイナポイントを受け取れません。しかし、現金派の方もSuicaなどの交通系ICカード、WAONやnanacoなどのプリペイド型電子マネーであれば比較的抵抗なく使えるのではないでしょうか。いずれも本人名義での会員登録が必要です。なお、WAONは郵送での会員登録手続きも可能です。
発行には手数料がかかります。Suicaはデポジットとして500円、WAONとnanacoはそれぞれ300円の発行手数料がかかりますが、手数料を払ってもマイナポイントをもらう価値はあるでしょう。