はじめに
損害保険は日常生活のさまざまなリスクに備える商品ですので、万が一の事故などに備えて、自分に合った保険をしっかり選んでおかないと、いざという時に必要な補償やサービスが得られず、困ってしまうケースがあります。しかし、自分の現状に合った保険を一人で選ぶことは難しいといえます。
そこで頼りになるのが、加入から事故後の対応までサポートしてくれる、損害保険のプロと呼ばれる「損害保険トータルプランナー」です。
この記事では、損害保険選びで失敗しがちなポイント、損害保険トータルプランナーの役割と選び方について解説します。
「損害保険トータルプランナー」はどう選ぶべき?
実際に損害保険トータルプランナーがいるとどのように役立つのか−−保険金を口実にした悪質な勧誘を受けた契約者が、損害保険トータルプランナーに相談して解決した例を紹介します。
■事例:訪問業者に保険を使った建物損傷の修理をすすめられたケース(Aさんご夫婦・70歳)
3年前に台風の被害を受けた地域に住んでいるAさん。突然訪れた業者が「屋根の樋が老朽化してずれているが、経年劣化したものでも保険の対象にできるので、われわれに交渉を任せてほしい」と言ってきた。
−−業者が訪問したあとはどうされましたか?
わが家は損害保険トータルプランナーがいる保険代理店で火災保険に加入したのですが、3年前に台風被害を受けた際も、経年劣化による損害でお金が出るなんて話は聞いたことがなかったし、仮に費用が保険会社から出るなら、担当の損害保険トータルプランナーに連絡すればいいと思い代理店に連絡しました。
−−損害保険トータルプランナーはどのような対応をしましたか?
「自然の消耗、もしくは劣化で生じた損害はお支払いの対象とはなりません」と教えてくれました。住宅修理などに関し、「保険が使える」と言って勧誘する業者とのトラブルが多いようで、このような業者と契約してしまうと、保険金が支払われないのに修理代金を負担することになったり、解約しようとすると高額な解約手数料を要求されたり、あるいは保険会社から不正請求の疑いをかけられる、といったトラブルに巻き込まれてしまうケースがあることも教えてくれました。
−−損害保険トータルプランナーがいて安心でしたか?
その損害保険トータルプランナーとは、損害保険の加入相談や更新手続き時など複数の保険でお世話になっており、普段からよくコミュニケーションをとっていたので、気軽に相談でき、不審な誘いに乗らなくて済みました。自分ひとりで判断して保険に加入していたらこうはならなかったと思う。
保険はどこで加入しても同じだと思って、割安な通販型のネット保険にしようと思ったこともあったけれど、信頼できる損害保険トータルプランナーがいる保険代理店を選んでおいて本当によかったと思いました。加入時の相談からいざという時の相談までひとりの人にお任せできるのは安心感が違います。これからも頼りにしていきます。
災害に便乗した悪質商法は、国民生活センターも注意喚起しています。
悪質商法は災害発生地域だけが狙われるとは限りません。災害に便乗した悪質な商法には十分注意してください。特に最近は「火災保険を使って自己負担なく住宅の修理ができる」など、「保険金が使える」と勧誘する手口について、全国の消費生活センター等に相談が寄せられています。
Aさんのケースは、顧客との長年のつき合いで信頼関係を築くことができたことが、詐欺のリスクから顧客を守ることにもつながったケースです。損害保険トータルプランナーは、保険選びや加入時の相談だけではなく、万が一事故や災害にあった場合でも豊富な知識や経験をもとにアドバイスできるノウハウを持っています。
事故や損害にまつわることも気軽に相談でき、文字通り“トータル”で守ってくれる保険募集人が身近にいるのは大変心強いと言えるでしょう。
保険を選ぶ前に代理店を選ぶという考え方
損害保険を選ぶ際には損害保険トータルプランナーがいる代理店を選び、加入することをお勧めします。損害保険トータルプランナーが在籍している保険代理店は日本損害保険協会のウェブサイトから検索可能です。
損害保険に多種多様な種類があるように、自動車事故に強い代理店、中小企業の保険に強い代理店、ファイナンシャルプランナーのようにお金のことやライフプラン設計に詳しい代理店など、保険代理店によっても専門分野や強みが異なります。自分に合った保険代理店を選ぶ時は、代理店のサイトに公表されている内容を確認してください。ネットである程度の情報収集をしたうえで、複数の代理店に相談して比較し、最終的には損害保険トータルプランナーとの相性をポイントに選ぶと間違いがありません。
保険の担当者とは、生活環境やリスク、お金の話など、プライベートな内容を話すこともあるので、コミュニケーションが取りやすい相手を選ぶことが重要です。保険は目に見えないものなので、担当者の印象が保険の印象に直結しやすく、信頼できて相性の良い相手であれば、保険自体にも安心感を持つことができるはずです。
損害保険は、いつ起こるかわからない事故や災害に備える”お守り”のようなものなので、ついつい価格に目が行きがちですが、価格はサービスに大きく影響します。加入時だけではなく、日頃の困り事や万が一の時にも相談に乗ってくれる専門家がいれば、安心して対応を任せることができるでしょう。
信頼できる損害保険トータルプランナーをパートナーに選べば、万が一の時にもあわてることがなく、保険にまつわるリスクから守ってもらうことができます。損害保険を選ぶ時は、ネットで損害保険トータルプランナーがいる保険代理店を調べてから、店頭に足を運び相談し、検討してみてはいかがでしょうか。
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※本記事は一般社団法人 日本損害保険代理業協会のスポンサードコンテンツです。