はじめに

私の育った地方では里芋の栽培が盛んで、里芋料理は数えきれない程作ってきました。

そんな中、これまでの里芋の概念を覆すような美味しい料理に出会ったのです。汁物、グラタン、コロッケ、煮物…それらは既に召し上がったことがある方も多いかと思います。ですが、もっと簡単で、しかも本当に美味しい!そんな里芋料理がまだあったのです。

これを教えてくれた友人のご主人はプロの料理人。そんな家庭のごはんを切り盛りする彼女が、食材の美味しい食べ方を知っているのは、ある意味当然とも言えるかもしれません。

期待を胸に試してみたところ、家族皆が大絶賛!地元の里芋農家さんにもぜひ教えてあげたいと思うくらい簡単で、シンプルに里芋の美味しさを味わえるのも良いところ。

今回は、私なりにこうすると美味しいなと思うレシピを作ってみました。ポイントは外をパリッとさせること。少し香ばしく焼けたソースが絡みやすくなり、外はサクッ、中はもちっとした、2種類の食感が美味しさを増幅させます。

8歳の息子がリクエストするので、既に何度も作っている料理です。里芋好きさんも、そうでない方も、また、里芋を大量消費したい方にもぜひ試して頂きたい里芋レシピ。里芋の美味しいこの季節に、ぜひ一度お試し下さいね。


「里芋のオイスター炒め」材料(2人分)

材料 分量
里芋(正味) 400g
オイスターソース 大さじ1
サラダ油 大さじ1/2
ブラックペッパー 適宜

「里芋のオイスター炒め」作り方

1. 里芋の皮をむき、約1㎝幅の輪切りにする。さっと水で洗って軽く水を切る。

2. 里芋を耐熱皿に入れてふんわりラップをし、レンジ(600w)で約4分加熱する。

3. フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、里芋を並べる。表面に焼き色がつきパリッとするまで両面をじっくり焼いたらオイスターソースを回し掛け、フライパンを揺すって全体に絡める。

お好みで、ブラックペッパーを掛けるとさらに美味しいです。

「里芋のオイスター炒め」を美味しく作るポイント

・里芋の表面をパリッとするまで焼くと、より一層オイスターソースが絡みやすくなり、香ばしさも味わえます。菜箸であまり触らず、時折裏返す程度にしてくださいね。

【調理時間】15分

レシピ/ 大西 麻子
自然豊かな福井育ち。料理旅館で育った祖母の影響で幼児の頃から料理を始め、中学生になってからは家族の夕食を毎日作る大の料理好き。料理と暮らしを紹介したブログはランキング上位になり、わずか2年で出版に至る。4歳の息子と夫の3人暮らし。家族との暮らしを第一に、書籍や企業へのレシピ開発、写真提供をしている。現在、大好きな花や旅をテーマにした料理教室、ワークショップを計画中。

(この記事はケノコトからの転載です)

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