はじめに

ステップ2:スペースを分配する

モノの分類が終わったら、次に行なうのが「スペースの分配」です。例えば夫婦であれば、私物の割合は基本的に1:1をキープしましょう。

私物を置くスペースは、マンション(アパート)でいうところの「専有部」、あなたの部屋です。何を置いても自由です。一方、掃除用品や家族共用のクリームなど、複数人が共有しているモノは、「共用部」に置きます。マンション(アパート)でも、エントランスやエレベーターなど、皆で使う空間は専有部とは明確に分かれていますよね。

ステップ3:モノの定位置を決める

スペースの分配が決まったら、最後にモノに定位置を決めていきます。

毎日使うモノから順に、手の届きやすい場所に定位置を定めていきましょう。「モノの前・上にモノを重ねる」のはご法度です。使用頻度の高いモノほどギュウギュウに詰め込まず、2割程度スペースに余裕を持たせます。

入りきらなかったストック品などは、無理に洗面所に詰め込まず、ファスナー付きのビニール袋に詰めて押し入れや靴箱など、他の収納スペースに仮置きしましょう。洗面所は収納量が限られているので、あくまで使用頻度の高いモノの取り出しやすさを最優先します。

洗面所をホテルライクに収納するコツは、毎日使うものを、「吊るす・かける」ことです。水気を含む等で棚の中にしまいづらいアイテムは、出しっぱなしにせず、浮かせて収納しましょう。吸盤を使った収納用具は、浴室内では湿気で外れてしまうこともありますが、洗面所の鏡台では強度を発揮します。

我が家では、コップと洗顔ネットは無印良品のアルミフック(250円)、スポンジとマウスピースはレックの石けんラック(370円)を使用しており、2年経ってもまだ吸盤は健在です。

また、洗濯機の壁面を活用したマグネット収納も便利です。

山崎実業のドライヤーホルダーは、かなりの強度でドライヤーを壁面にサクッとひっかけることができます。100円ショップのマグネットタオルハンガーにS字フックをかけて、ブラシや布巾、ホウキをかけておくのも便利です。水回りを使った後、布巾でさっと一拭きする習慣がつくと、洗面所がいつも清潔に保てます。

「置きっぱなしが定位置」のものをゼロにすると、掃除しやすく、スッキリとした洗面所を作ることができます。ラベルシールやカゴも使いながら、持ち物の定位置を家族皆で把握し、ホテルのような美しい洗面所を維持していきましょう!

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